皮膚外科診療
日帰り手術
北海道大学と診療提携
臨床診断が難しい、難治性の皮疹は病理組織学的に評価して診断を行います。
デルマパンチという円形のメスで4mmほど皮膚を採取します。
化膿した粉瘤や皮下膿瘍などは皮膚切開が必要なことがあります。
裂創、挫創などは必要に応じて縫合処置を行います。
保存的治療で難治の場合は、肉芽の除去や爪甲の部分抜爪を行います。
抜爪部位は、フェノールという薬剤を用いて爪が生えてこないよう処置します。
壊死組織が固着した褥瘡や皮膚潰瘍については、創部の上皮化を促すため
表面の壊死組織を取り除いてきれいにします。
くりぬき法:小さな円形のメスを用でくりぬき、自然上皮化を図ります。
スピンドル切除:術創がしわの方向と一致するように、紡錘形に切除します。
一文字切開:小さな脂肪腫などは一文字に切開し、皮下腫瘍のみ切除します。
取り残しがないように、マージンをとって拡大切除します。
創が大きい場合は、単純縫縮せずに周囲の皮膚をやりくりして閉創します(皮弁術)。
炭酸ガスレーザーを用いて、病変を焼灼・蒸散させてきれいに治します。
(自由診療になります:価格はこちら)
日帰り手術のメリット
問診票にこれまでの経過などをご記入ください。
触診やダーモスコープ(拡大鏡)による皮疹の診察を行います。
また必要に応じて超音波検査を行います。
医師より合併症などの説明があります。手術にご同意いただければ、日程の予約を行います。
局所麻酔を行います。場合によってはブロック麻酔や経皮麻酔を行うこともあります。
切除から縫合まで、おおむね10-20分程度で終わることが多いです(手術内容により前後します)。
抗生剤軟膏を塗布し、ガーゼで圧迫固定します。
抜糸や経過観察を行うために術後指定日にご来院いただく必要があります。
来院回数は手術内容により異なります*。
病理検査を行った場合、約2週間ほどで結果が出ます。
悪性所見があれば、今後の治療方針について説明いたします。
手術の料金は、大きさや手術方法、治療箇所、数によって異なります。診察、検査、手術、病理検査といった一連の治療には、健康保険が適用になり、医療費の1-3割負担となります。
生命保険会社や共済組合の医療保険や医療特約に加入されている場合には、契約内容によって手術給付金を受けられる場合があります。事前に保険会社に確認をとられることをお勧めします。
露出部(顔、首、肘から指先まで、膝から足先まで)、切除した腫瘍の直径が
切除した腫瘍の直径 | 料金 |
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2cm 未満 | 5,310~5,910円程度 |
2cm 以上 4cm 未満 | 11,340~11,940円程度 |
4cm 以上 | 13,410~14,010円程度 |
露出部以外で、切除した腫瘍の直径が
切除した腫瘍の直径 | 料金 |
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3cm 未満 | 4,170~4,780円程度 |
3cm 以上 6cm 未満 | 10,020~10,630円程度 |
6cm 以上 | 12,810~13,420円程度 |